山陽小野田の宇宙監視レーダー今月3日から運用開始 宇宙ゴミや不審な衛星などを監視するため防衛省が設置
防衛省が山陽小野田市に設置した宇宙監視レーダーの運用が今月(3月)3日に始まっていたことが分かりました。
これはきょう(11日)、県議会総務企画委員会で、県の担当者が報告しました。
(県・山本英昭防災危機管理課長)
「3月6日に中国四国防衛局に運用開始の時期について確認したところ、3月3日から運用を開始しているとの回答があった」
宇宙監視レーダーは、宇宙ゴミや不審な衛星などを監視するためとして防衛省が山陽小野田市埴生の海上自衛隊施設跡地に設置したものです。
直径13mのアンテナ6基で構成され、国は、レーダーの電波は人体や電子機器に影響を及ぼす恐れはないと説明しています。
東京・府中基地の宇宙作戦隊が遠隔で運用し、施設の管理は防府北基地が担います。
中国四国防衛局は取材に対し、「先月(2月)13日に県や山陽小野田市に今年度中の運用開始を伝えていた」としています。