だまし取った7430万円の一部を自販機の裏に… 特殊詐欺グループの男を逮捕

特殊詐欺グループの一員で、被害者からだまし取った7430万円の一部を自動販売機の裏に隠した疑いで12日、山口県警は佐賀県の塗装業の男を逮捕しました。
組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、佐賀県佐賀市の塗装業の男(30)です。
警察によりますと、男は先月17日、仲間と共謀のうえ、うそ電話詐欺などでだまし取った現金161万円を佐賀県多久市内の自動販売機の裏に隠した疑いがもたれています。
この男はこの金を回収しようとしていたとみられています。
男らのグループはこれまでに、NTT職員や警察官を騙るうそ電話詐欺などで不特定多数の被害者から少なくとも7430万円をだまし取っていた疑いがもたれています。
警察の調べに男は、「現金が入った封筒を回収したことは間違いないが、 犯罪収益とは知らなかった。」と容疑を一部否認しています。
男は2月19日、同様にしてだまし取ったお金を福岡県内のパチンコ店のロッカーに隠した疑いでもすでに逮捕されていました。
警察は余罪についての調べを進めています。