【山口天気 夕刊3/11】あす12日(水)は「4月並み」…今年一番の暖かさの所も しかし週末から「2月並み」…強い寒の戻りに注意

●あす12日(水)は今年一番の暖かさの所も
●木~金曜も落ち着いた空模様と春の暖かさ続く
●週末の天気の崩れを境に また強い寒の戻りに
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きょう11日(火)の県内は、今朝まで弱い雨でしたが、日中は曇り空から少し日が差した所も。朝から暖かく、日中の気温も13~15度くらいとなり、3月下旬~4月上旬並みの所が多くなりました。
九州の南を通過した低気圧により、県内は今朝にかけてぐずつく天気でしたが、同時に低気圧が引き連れた南の暖かな空気が入り込んだため、気温は高くなった、という状況です。
日本のすぐ南は今、雨雲が次々に通過しやすい場所になっています。あす12日(水)は、東シナ海~九州方面に伸びてくる前線による雨雲が進んできます。ただ、雨雲が大きく北に広がる雰囲気まではなく、県内は雲多めの空ですが、大きな崩れはない見込み。
また、引き続き南の暖かな空気に包まれることで気温は高く、日中は今年一番の暖かさの所もありそうです。
気温が高い状態は木~金曜日も続きそうですが、今週末にややしっかりと天気が崩れるタイミングから、またガクッと気温が下がって、来週初めには最高気温でも1桁止まり…という強い寒の戻りになってくる見込みです。まだまだ冬物のコートなどの出番はやってきます。
季節の歩みは、まだ一進一退。しかも寒暖のブレ幅も激しい、というところも踏まえながら、体調管理に十分気を付けて、お過ごしください。
あす12日(水)の県内は、雲が目立つ空ではありますが、時々雲の隙間から日が差す比較的明るめの空で、大きな天気の崩れはないでしょう。また、季節先取りの暖かさが続きます。特に日中の気温は18度前後~20度に達する所もあるなど、サクラが咲き進む季節の暖かさとなるでしょう。日が差す時間が長いほど、一段と暖かさが増してくる、とみています。
一方で、飛散最盛期を迎えているスギ花粉…あす12日(水)も暖かくなるにつれて、各地で「極めて多い」飛散となる見通しです。入念な対策を続けましょう。
木~金曜日と曇ったり晴れたりの空模様で、春本番の暖かさも続きそうです。
しかし週末は低気圧や前線の通過で、土曜日午後から天気が崩れ、日曜日にかけて一時雨風強まることも。
そして、この雨をきっかけに強い寒気が流れ込み始め、来週前半は強い寒の戻りとなるでしょう。
「4月並みの暖かさ」から「2月並みの寒さ」に急転直下の気温変化に十分気を付けて、健康第一で過ごしていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)