●冬型気圧配置は緩み きょう7日(金)～週末は落ち着いた空模様
●週末にかけて朝晩は強い冷え込みも 昼間は日に日に春らしい暖かさに
●スギ花粉は飛散最盛期 大量飛散に注意を
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昨夜の県内は湿った北風に乗って細かい雨雲・雪雲が所々に流れ込む、時雨模様の天気が続きました。今朝にかけては、だいぶ雲の流れ込みは弱まってきている状況です。

きょう7日(金)日中は、冬型気圧配置は緩んで次第に大陸から高気圧が張り出し、週末にかけても空模様は比較的穏やか。週末にかけて、朝晩は少々冷え込みが強いですが、昼間は次第に寒さは和らぎ、日に日に春らしい暖かさになってきそうです。ただし、この気温上昇とともにスギ花粉が大量に飛びやすくなります。

まず目先、きょう7日(金)は多くの所で「極端に多い」飛散が見込まれます。
ここ数日、寒くてもスギ花粉の観測値が度々、極端に跳ね上がっており、日ざしと気温上昇とともに、日中の時間帯中心に大量飛散が心配されます。

なお、花粉情報の画面で毎度、右上に表示している二次元コードをスマートフォンで読み込んで頂くと、県内各地の1時間ごとの花粉のリアルタイム観測データをご覧いただけます。
観測値のデータを確認しながら、花粉が大量に飛んでいる時間帯は外出には一段と気を付ける、家に帰ってきた時に玄関前で服などについた花粉を払い落としてから家に入るなど、より入念な花粉対策に活用して頂けたら、と思います。

きょう7日(金)の県内は、午前中は少々雲が目立つ所がありますが、大きな天気の崩れはなく、午後ほど各地で日ざしが十分届いてくる見込みです。

日中の気温は何とか2桁に届く所があり、風も落ち着くぶん、昼間は少々日ざしの温もりが感じらる時間もあるでしょう。

今週末は、朝晩はグッと冷え込み、山間部ほど水道管凍結の心配もありますが、昼間は日ざし十分で、土曜日、日曜日と段階的に昼間の暖かさは増してきそうです。しかし週末も、花粉の大量飛散に注意が必要な状況が続きそうです。
週明け月曜日は天気下り坂。その後も来週は短い周期で天気はぐずつきそうですが、しばらく気温は高めで経過し、今後は春の到来を実感する日が多くなるでしょう。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）