×

【韓国軍誤爆】8発投下は「操縦士のミス」と発表 識者「戦争でも使われる爆弾」

2025年3月7日 6:02
【韓国軍誤爆】8発投下は「操縦士のミス」と発表 識者「戦争でも使われる爆弾」

6日、韓国軍の戦闘機が、ソウル郊外の住宅地に誤って爆弾を8発投下し、15人が重軽傷を負いました。原因は操縦士のミスだということです。爆弾が落ちた瞬間とみられる映像には、爆発とともに炎と煙が上る様子が映っていました。

西山聡記者(韓国・抱川、6日)
「地域の集会所の中には、家が被害を受けた人たちが集まっています」

家が被害を受けた人
「耳が破裂しそうな大きな爆発音だった。家中のガラスがすべて割れてしまった」

6日午前、ソウル郊外・抱川(ポチョン)に落とされた爆弾。炎とともに舞い上がり、爆風で画面は真っ白に。大きな衝撃があったことが分かります。

爆発した場所では、がれきが散らばり、民家は壁や天井に大きな穴が開いていました。この爆弾を落としたのが…

抱川市の市長
「韓国軍とアメリカ軍合同の射撃演習中、民間施設に爆弾が投下された」

韓国軍です。

6日、ソウル郊外で行われていた米韓合同の演習。そこで、韓国軍の戦闘機2機が誤って、爆弾8発を訓練場の外に落としたというのです。住宅など8棟が被害を受け、15人がケガ。うち2人は重傷だということです。

近くに住む人
「火事も起きていたし、車に乗っていた住民が爆弾に当たって溝に落ちた。血を流しながら出てきた。修羅場だった」

近くの民家では、爆弾の衝撃でしょうか。窓ガラスは割れ、家中のものが散乱して足の踏み場もないほどに。別の民家でも、屋根や窓ガラスが吹き飛ばされていました。

1発で、サッカー場ほどの広さにまで威力が及ぶというこの爆弾。誤爆の原因について、韓国軍は…

韓国軍の会見
「操縦士の座標の入力ミスによるものと把握しています」

韓国軍関係者によると、戦闘機の操縦士が着弾地点を誤って入力。実際の目標地点とは8キロも離れていたといいます。

航空自衛隊で空将をつとめた織田氏は…

航空自衛隊元空将 麗沢大学特別教授・織田邦男氏
「(Q.今回の爆弾について)『MK-82』。一番ポピュラーです。だから訓練なんかにも使われますし、建物を壊したり、ベトナム戦争では橋を壊すのに使っています」

「(Q.なぜ誤って投下?)8発をできるだけ集中させて火力を集中させるということで、リーダーの号令で落とすと。だから(2機の)リーダーは爆弾をリリースする前に確認するのが普通。ターゲットに示されたのを、そのまま信じて爆弾の投下操作を実施した」

韓国軍は、正確な経緯などを把握できるまで、射撃が伴う訓練を中止するということです。

(3月6日放送『news zero』より)

最終更新日:2025年3月7日 6:02