金与正氏、米軍原子力空母の釜山入港をけん制「威嚇的行動を増大させる選択を慎重に検討する」

北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は、アメリカ軍の原子力空母が韓国の釜山に入港したことに対し、「威嚇的行動を増大させる選択を慎重に検討する」と、けん制しました。
アメリカ海軍の原子力空母「カール・ビンソン」は2日、韓国南部・釜山に入港しました。日米韓が今月、合同で行う訓練に参加するとみられています。
この空母の入港をめぐり、与正氏は国営メディアを通じ「情勢を悪化させる挑発的な行為だ」などと反発する談話を発表しました。
その上で、「われわれの核抑止力を無限大に強化する十分な理由になっている」と主張しました。
さらに、「威嚇的な行動を増大させる選択を慎重に検討する」と対抗措置も辞さない姿勢を示しました。
一方、韓国軍は北朝鮮がミサイルを発射する兆候が見られるため、動向を注視すると明らかにしています。
最終更新日:2025年3月4日 11:16