無職の50歳息子を公開手配 高層マンションで70代夫婦殺傷 事件当時は眼鏡とニット帽着用 滋賀県大津市
2月、滋賀県大津市の高層マンションで70代の夫婦が殺傷された事件で、警察は行方不明になっている50歳の息子を公開手配しました。(取材・報告=切通大雅 記者)
事件の発生から1週間あまり。警察は、マンションとは別の場所に住む50歳の息子が事件直後から行方が分からなくなっていることを明らかにし、公開手配に踏み切ったと発表しました。
殺人未遂の疑いで公開手配されたのは、滋賀県大津市に住む無職の岩崎真容疑者(50)です。
この事件は2月25日、大津市内のマンションのエレベーターホールで74歳の女性が頭から血を流して倒れているのが見つかり、さらに女性の部屋の中で夫の岩崎安三さん(78)が血を流して死亡しているのが見つかったものです。
岩崎さんの死因は鈍器のようなもので殴られたことによる「頭蓋内損傷」で、防犯カメラの映像などから息子の真容疑者が、母親の頭や顔を殴って殺害しようとした疑いが強まったということです。
真容疑者は事件直後から行方がわからなくなっていて、身長が165センチから175センチ、事件当時、眼鏡とニット帽をかぶっていたということで、警察は動画や画像を公開し、情報提供を呼びかけています。