4日、京都市伏見区で、夫婦が刃物で切りつけられた事件。直前に「女性が車に無理やり乗せられようとしている」と通報があったことがわかりました。付近では車両火災も起きていて、警察は逃げた男の行方を追っています。現場から中継です。
　（取材・報告＝切通大雅 記者）

　現場は、京阪桃山南口駅からほど近いマンションの前の路上です。2人はこちらのマンションの前で男に切りつけられたとみられています。現場付近では、現在もパトカーによる巡回が行われています。

　4日午後4時ごろ、70代の夫婦が男に顔や手などを切りつけられました。2人は命に別条はありませんでした。切りつけたのは夫婦の親族の50代の男で、現在も逃走中だということです。

　その後の取材で事件の直前、現場近くから、「女性が車に無理やり乗せられようとしている」と警察に通報があったことがわかりました。女性は切りつけられた妻とみられています。

　また、事件のあと、特徴のよく似た車が燃える火事も起きていて焼けた車の名義は、夫のものだったということで、警察は関連を調べています。

　（中谷キャスター）
「切りつけた男の行方はわかっていますか？」

　警察によりますと防犯カメラの捜査から、切りつけた男は、現場から南側に徒歩で逃走したということです。また、事件後にあった車両火災は、同じ方向をまっすぐ進んだ先にある、川の向かい側にある住宅街で起きました。一方、事件の直前に、女性が車に無理やり乗せられそうになった場所は、ここから2キロほど離れています。

　事件との関連はわかっていませんが、逃げた親族の男は、中肉でフード付きの上着に、黒っぽいズボンを履いていたということで、警察は男の行方を追っています。