●花粉シーズン最盛期…きょう6日(木)は観測値が跳ね上がる
●冬型気圧配置は次第に緩む あす7日(金)～週末は落ち着いた空模様
●週末にかけて 朝晩冷えるが昼は日に日に暖かさ増す 花粉大量飛散に引き続き注意
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

きょう6日(木)の県内は、冬型の気圧配置に伴う時雨模様で、細かい雨雲が所々に流れ込む天気となり、気温上昇も鈍く身体に堪える寒さが続きました。今夜から、あす7日(金)夜明け前頃までは、まだ少し雨がぱらついたり雪がちらつく所もありそうです。

一方で寒い中でも、スギ花粉が大量に飛んでいます。周南市、KRY本社屋上に設置している自動花粉観測機、ポールンロボの観測によると、ここ数日は観測値が跳ね上がり、大量飛散…花粉シーズンの最盛期を物語っています。

県内各地の1時間ごとの花粉のリアルタイム観測データを、ウェザーニュースのサイトでご覧頂けます(画像の二次元コードをスマートフォンで読み込んで、ご利用ください)。
花粉が大量に飛んでいる時間帯は、外出には一段と気を付けるなど、観測値のデータを花粉対策に上手に役立てていきながら、何とか辛い季節を乗り越えていきましょう。

あす7日(金)日中は冬型は次第に緩み、週末にかけては晴れたり曇ったり、と落ち着いた天気が続きそうです。この週末にかけて、朝晩は少々冷え込みが強いですが、昼間は次第に寒さは和らぎ、日に日に春らしい暖かさにもなるでしょう。ただし、この気温上昇とともにスギ花粉が大量に飛びやすい状況も、週末にかけて続きます。

今夜～あす7日(金)夜明け前まで、少しにわか雨、にわか雪がありますが、日中は雲は少々目立つものの、午後ほど日ざしも十分。北風も次第に落ち着いていきそうです。朝は少々冷え込みが強まりますが、日中の気温は10度以上となる所が多くなり、風も穏やかになることで、昼間は日ざしの温もりが感じられそうです。

スギ花粉は飛散最盛期を迎えており、あす7日(金)も日ざしと気温上昇とともに、日中の時間帯中心に大量飛散が心配されます。入念な対策を心がけましょう。

今週末は、朝晩はグッと冷え込みそうですが、昼間は日ざし十分で、土曜日、日曜日と段階的に昼間の暖かさは増してきそうです。ただし暖かくなるほど、スギ花粉の大量飛散には引き続き、ご注意下さい。
週明け月曜日は天気下り坂。その後も来週は短い周期で天気はぐずつきそうですが、気温は高めで春の到来を実感する日が多くなるでしょう。

（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）