【山口天気 夕刊3/4】あす5日(水)は冷たい北風とにわか雨…そして寒くてもスギ花粉飛びスギのおそれ

●あす5日(水)は日本海側ほど時雨模様 北風が吹き寒さ続く
●寒くても 北風で木の枝が揺らされ スギ花粉は大量飛散のおそれ
●木曜も曇りがち&冬の寒さ 金曜~週末は晴れ間多く 昼間は春の暖かさ復活へ
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きょう4日(火)の県内は冷たい雨が続き、午前中は沿岸部ほどやや激しい風を伴った所もありました。九州南部付近を通過した低気圧や前線の雨雲が西日本に大きく広がったことで、ぐずつく天気が長く続き、さらに北の高気圧との間で引き続き、等圧線の間隔がやや狭く、時折強い風も伴う形となった状況です。
この県内に雨を降らせた低気圧が東に進むにつれて、夕方から関東方面で雪やみぞれの所が多くなってきており、このあと夜は関東内陸部ほど大雪のエリアが広がるおそれがあります。あす5日(水)にかけて東京方面に出張などで移動を予定されている方は、交通情報など十分ご注意下さい。
一方で大規模な山林火災が続く岩手県大船渡市では、あす5日(水)、しっかり雪や雨となる予想…何とか火災の鎮圧に繋がってほしいところです。
県内は今夜遅くで、本降りの雨はひと区切りとなりそうですが、低気圧の後ろに回り込む形で県内は冷たい北風が吹きやすく、あす5日(水)は、その北風に乗って、日本海側ほど時折細かい雨雲が流れ込む、時雨模様の天気となる時間がありそうです。
ただし、まとまった雨ではないこともあり、北風が冷たくても、その北風がスギの木の枝を大きく揺らし、花粉の飛散が急激に多くなる心配があります。
実は昨夜、強い風により各地でかなり多くの花粉の飛散が観測されています。
(ポールンロボの自動花粉観測データは、画面右上の二次元コードからご覧下さい)
あす5日(水)も、雨が止むとすかさず、かなり大量に花粉が飛散しやすくなる心配があり、「極めて多い」飛散となる所もありそうです。
あす5日(水)、公立高校入試に挑む受験生の方も多いと思いますが、にわか雨と北風の冷たさとともに、花粉症の受験生の方は、入念な花粉対策も心がけて、出来るだけ良いコンディションで受験に臨んで頂けたら、と思います。
本降りの雨は今夜で止みますが、、あす5日(水)は冷たい北風とともに細かい雨雲が流れ込んで、北部を中心に所々時雨模様のにわか雨があるでしょう。日中の気温は所々10度に届く予想も、風の冷たさによって、実際の数字より身体に堪える寒さ…そして寒くても花粉の大量飛散に注意が必要です。
木曜日も曇りがちの天気と、まだ冬の寒さが続きそうです。金曜日から週末は晴れ間が多くなり、朝晩は冷え込んでも昼間は徐々に春の暖かさ復活へ…しかしスギ花粉は飛散最盛期となります。暖かくなるほど、いっそうの大量飛散に十分ご注意下さい。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)