山口県が今年度新設した「家族でやま学の日」 申請5000件超え

山口県議会の環境福祉委員会で11日、山口県が今年度新設した「家族でやま学の日」の申請が5000件を超えたことが報告されました。
「家族でやま学の日」は親子が一緒に過ごす機会を増やそうと県が今年度創設した制度で、事前に申請をすれば校外学習や探究活動のために平日に学校を休んでも欠席扱いにはなりません。
県によりますと去年6月に制度が始まって以降、12月末時点で県立高校などでは696件、総合支援学校で78件、小中学校では4279件の申請があったということです。
(県の担当者)「合計で5000件を上回っており、進路希望先の訪問や県内の史跡巡り、農業体験などに活用されています」
また、県では11月に「こどもや子育てにやさしい休み方改革月間」として、県内7つの公共施設を利用するこども連れの使用料を免除する取り組みを1か月行っていて、このうち下関市のオーヴィジョン海峡ゆめタワーではこどもの利用者が7倍に増えたことも報告されました。
県では新年度、平日のイベント開催などに取り組む団体への助成事業も計画していて、休み方改革の機運醸成を図るとしています。