周南市の小学校でたったひとりの6年生が旅立ちの日
山口県内およそ250の小学校で卒業式が行われました。
周南市の小学校ではたったひとりの6年生が旅立ちの日を迎えました。
ロウソクの暖かい炎が体育館を照らす中…。
周南市の鼓南小学校、唯一の卒業生、谷村桜さんが門出の日を迎えました。
(岡野謙二校長)「本物の体験とたゆまぬ努力の先に、谷村桜という素晴らしい花を咲かせ実らせることを心から祈っています。」
鼓南小学校の全校生徒は9人。小さな小学校です。
式には併設する鼓南中学校の生徒や教員も出席し、谷村さんを祝いました。
6年生になる時に転校してきた谷村さん、最初は全校生徒の少なさに驚いたといます。
(谷村さん お別れの言葉)「初めて教室に行ったときにクラスの人と仲良くできるかどうか怖くて仕方ありませんでした。」
1年間、3人の5年生と同じ教室で学びました。
そして、毎日、学年に関係なく一緒に遊んだり行事に参加したりするなかで打ち解け、この1年間で沢山の思い出ができたと振り返ります。
(谷村桜さん)「悲しいけど嬉しい気持ちもある。鼓南小のいいところは学年関係なくみんなで仲良く遊べるところ。ドッジボールとかおにごっことか、年関係なくみんなで遊べる遊びがたのしかったです。」
将来、歌を歌う職業に就きたいと話す谷村さん。
式の後には中学生の演奏と一緒に感謝の気持ちを込めた歌を披露しました。