SLデゴイチ クレーンで吊り上げられて帰還!「ここまでの道のりは長かった…」 山口・周南
周南市の徳山動物園に展示され、長年親しまれてきたSLデゴイチ。場所を移して全面的な修繕が進められてきましたが、元の展示スペースに戻ってきました。
大型クレーンでつり上げられた蒸気機関車「デゴイチ」。50年以上にわたる展示で痛みがひどくなってきたため、全面的な修繕が進められてきました。
2024年の10月、機関車は4分割され、囲いの中へ。アスベストなど有害物質が使われている部分があったため、飛散防止の囲いの中でその除去作業が行われてきました。そして、28日から元の場所に戻す作業が始まり、29日の午後、レールへの据え付けが完了しました。
外観はまだサビが目立ちますが、これから板金や塗装が施されていきます。
(周南市・文化スポーツ観光部 動物園リニューアル推進室 田嶋 亮佑 主任)
「ほかの自治体でも、こういったSL改修をやったという事例のないところからのスタート。ここまでの道のりは長かった。ひとつ区切りがついたところでホッとしている。岩徳線を走っていた当時の色を再現しながら、改修を進めていきたい。」
3月末には修繕を終え、生まれ変わったデゴイチが姿を見せる予定です。