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【山口天気 夕刊10/18】安定した秋晴れは19日(木)でひと区切り 金曜~週末の晩秋の肌寒さに向けて生活スタイル切り替えを

2023年10月18日 18:45
【山口天気 夕刊10/18】安定した秋晴れは19日(木)でひと区切り 金曜~週末の晩秋の肌寒さに向けて生活スタイル切り替えを
この先の予想気温変化と服装・生活の目安

「秋ど真ん中」という言葉がピッタリの秋晴れが続いている山口県ですが、この安定した晴天は、あと1日限りとなります。気象衛星による雲画像を見ると、山口県付近は高気圧に覆われて、ほとんど目立った雲が見られない快晴の天気ですが、朝鮮半島の北で雲がまとまってきつつあります。これが、秋ど真ん中の空気と、1つ先の季節、晩秋の空気との境目になる雲です。

19日(木)の山口県は、日中にかけては、引き続き秋ど真ん中の安定した晴天ですが、季節の境目となる雲の所では前線が形作られ、夜にかけて、その前線が徐々に南に下がってくることで、日本海側では次第に雲が増えてきそうです。

19日(木)のうちは天気の崩れはなく、空気の乾燥した状態も続きます。また、一日の寒暖差が激しい状態も続き、朝は今季一番の冷え込みを更新する所もありそうですが、昼間は長袖シャツ1枚で快適に過ごせる陽気になる見込みです。寒暖差に合わせた服装での調節を、引き続き、心がけていきましょう。

そして、金曜日は前線が西日本を通過していき、午前を中心に一時本降りの雨に。雨雲は、午後になると次第に県内を通り過ぎるものの、北風が吹き、晩秋の空気が流れ込んで、一気に肌寒さが増してきます。

金曜日の雨を境に週末にかけて、重ね着、もしくはセーターや、冷え込む朝晩は薄手のコートなども欲しいくらいになるほどの冷え込みを見込んでいます。
日中でも気温が20度に届かない肌寒さになると、おでんの食材の売り上げが伸びる、とも言われます。おでんや、鍋料理の食材なども買い出しを早めに行っておいて、体の内側から温まることができるよう、準備も進めておくのも良いかと思います。また、気温が10度を切る冷え込みになると、暖房を付け始める目安とされます。暖房器具の動作確認なども金曜日の雨の前に済ませておきましょう。

晩秋の肌寒さは長引くことはなく、来週中頃になると、また過ごしやすさが戻る、と見込んでいますが、今後も度々やってくる、急な秋の深まりに柔軟に対応しやすいように、服装選びとともに、生活スタイルも秋→冬モードへの切り替えを着々と進めていきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)