中国産アサリを熊本産と偽り販売した男に罰金100万円の略式命令 共同経営者は起訴猶予処分に
資料:山口地裁
下関市の会社が中国産のアサリを熊本産と偽って販売していたとして共同経営者の男女2人が逮捕・送検されていた事件で、山口簡易裁判所は18日、男に対し罰金100万円の略式命令を出しました。
一方で、女については18日付けで不起訴処分としています。
略式命令を受けたのは下関市にある輸入業者の共同経営者の男です。
男は2021年11月、2回にわたり、中国産のアサリを「活アサリ熊本」などと表示し、下関市内の卸売業者に6420キログラムを販売したとして、先月、食品表示法違反の疑いで逮捕・送検されていました。
18日、山口簡易裁判所は、男に罰金100万円の略式命令を出しました。
一方で、同様の疑いで逮捕・送検されていた共同経営者の女については、山口地検が18日付けで不起訴処分(起訴猶予)としています。
山口地検は不起訴処分について、「諸般の事情を考慮した」としています。