橋は「つり橋」形式で海峡部は2.2キロ…下関と北九州を結ぶ下関北九州道路 ルート素案の説明会はじまる
下関市と北九州市を結ぶ下関北九州道路。そのルートなどを示した素案の説明会が30日、行われました。
下関市彦島で開かれた説明会には、地権者などおよそ110人が参加しました。
素案によりますと、下関北九州道路は、起点が、下関市の旧彦島有料道路終点が小倉北区で北九州都市高速道路に接続します。
道路の全長は、およそ8キロで、片側2車線の4車線、橋の形式は「つり橋」で海峡部の区間は、およそ2.2キロとなっています。
また、下関市側に2か所北九州市側に1か所のインターチェンジが整備されます。
総事業費は、最大3500億円が見込まれていて関門国道トンネル、関門橋に次ぐ3本目のルートとして災害時の代替道路や円滑な物流、観光振興などへの寄与が期待されています。
説明会の撮影が許可されたのは冒頭のみでしたが出席者からは、騒音や渋滞・立ち退きに関する質問が出されていました。
(出席者)
「橋が出来ることによって観光の一部、瀬戸大橋みたいになればと思っている橋のすぐ下に家があるので騒音が心配」「立ち退きになった場合もう年ですので引っ越しが嫌だなと思っているのではっきりするといいなと思う地図を見るとインターのところに家がかかっている」
都市計画決定には、およそ2年かかり着工や完成の時期は現時点では未定という事です。
説明会は、31日は、下関市の勝山公民館、6月2日は、彦島公民館で予定されています。