ことしも全力で走ります!パラサイクリング大谷春樹選手(20)父と二人三脚で世界へ
山口県美祢市の大谷春樹さん(20)知的障害と発達障害があるパラサイクリング選手です。2023年には、国際大会で銀メダルを獲得する活躍を見せた大谷選手、2024年も全力でペダルをこぎ続けます。
大谷選手が、自転車に乗り始めたのは12歳のとき。父、正樹さんと親子二人三脚で練習に取り組んできました。
そんな春樹さんは2023年始め…
(大谷春樹選手)
「20歳になって全力ダッシュする1年です!」
カメラに向かってことしの目標を語ってくれていました。
6月、春樹さんは4年に一度行われる知的障害のある選手によるパラスポーツの世界大会に日本代表として出場しました。初めて挑んだ世界大会…
最後の最後まで、『全力』でペダルを漕ぎ続け、2つの銀メダルを獲得しました。
(大谷春樹選手)
「とってもうれしかった」
6人暮らしの大谷家。長男の春樹さんをはじめ4人兄弟です。
二男の優斗さんは自閉症スペクトラム障害=ASDなど重度の発達障害。
四男の悠生さんは知的障害と、時間と共に筋力が衰える難病=筋ジストロフィーです。
(父 正樹さん)
「障がいという風に捉えていることがあまりなくて本当“個性”だなと思っているできることは伸ばして苦手なことは健常者でも一緒なんですけど苦手なことはどんなことをしても苦手なので好きなこと 得意なことを伸ばしてあげられたら」
その考えは両親共通です。母の藍さんも息子たちを優しく見守っています。
自動車の部品などを扱う物流会社に入社し、週に2日の勤務もこなす春樹さん…2024年も『全力』でペダルを漕ぎ続けます!