島清恋愛文学賞30回目の贈賞式 芥川賞・直木賞作家が同時受賞
旧美川町出身の作家島田清次郎の功績にちなんで優れた恋愛文学を称える「島清恋愛文学賞」の贈賞式が、金沢市内で行われました。
金沢学院大学が主催する島清恋愛文学賞。
今回は、上田岳弘さんの「最愛の」と一穂ミチさんの「光のとこにいてね」の2作品が選ばれ、15日の贈呈式ではそれぞれ喜びを語りました。
上田岳弘さん:
「初めて僕も恋愛小説を書きましたっていう、自分の中でも銘を打った作品なんで」「選んでいただいて凄く光栄だなと思っています」
一穂ミチさん:
「自分のなかでは恋愛ってはっきり決めたものではなかったので、そういう意味では凄く懐の深い賞だなと改めてうれしく感じました」
「最愛の」は、忘れられない女性への想いを綴る物語。
「光のとこにいてね」は、女性同士の心の触れ合いを描いた小説で2作品とも卓越した文章力で読者を引き込む優れた作品として高く評価されました。