走行中のフロントガラスに雪の塊が… 雪解け進む石川県内 注意するポイントは
視聴者から提供されたこの映像… 金沢市内を走行中の1台の車、信号機から落ちてきたのは雪のかたまりです。ぶつかった衝撃でフロントガラスにヒビが入り一瞬で真っ白に…
乗車していた女性は:
「突然、車にすごい衝撃がありまして、気付くとフロントガラスが割れていて、白いものだったので雪だなという感じ。かなり水を含んで重たくなっていて、氷の塊のような雪が落ちてきたかなと思います。普通に道路走行していただけなのでどう対策すればいいのか」
この冬一番の寒波襲来から1週間ほど。
11日の石川県内は時折、晴れ間がのぞくなど各地で気温も上がって雪解けが進む中、懸念されるのは建物などからの落雪です。
こちらは防災科学技術研究所が行った実証実験の映像。
屋根からの落雪を想定しこちらの木箱に向かって、約3メートルの高さから雪のかたまりを落とすと… 木箱は大破。
今度は5メートルの高さから車に向かって落としてみると… 屋根がへこむほどの衝撃力。数メートルの高さからでも、もし人にぶつかれば大けがにつながります。
輪島市の仮設住宅の住民からも不安の声が上がっていました。
住民は:
「こっから落ちる。屋根雪恐ろしいわ。恐ろしくて歩かれん」
身近に起こりえる落雪による事故。どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
白山野々市広域消防本部通信指令課・石野 新作 参事:
「雪質の方も水を含んだ状態で、なおかつ解けるようなかたち、降った状態とは変わってますので、いつ落ちてくるか予想もつかないことですから、離れた状態で歩くとか、除雪に一生懸命になってることで上の方に注意が向かない部分が注意しないといけない点です」
気象台によりますと、12日の日中の最高気温は、金沢で9度、輪島で8度と予想されており、落雪のほか雪崩などにも注意するよう呼びかけています。