ことしも無事の収穫に感謝 奥能登で「あえのこと」 田の神を家招くも被災して…
能登半島地震で大きな被害を受けた輪島市三井町で5日、ことし1年の収穫に感謝する伝統行事「あえのこと」が行われました。
奥能登各地に伝わる「あえのこと」は、冬の間、田の神様を自宅でもてなす伝統行事です。
三井公民館・小山 栄 館長:
「(三井町では)5割ほどの田んぼで稲作ができました。畑もいろんな野菜が育ってくれました。ありがとうございました」
輪島市三井町では、三井公民館長の小山栄さんが、ことし1年の収穫に感謝し田の神様を招き入れました。
これまで迎え入れていた場所は被災して使えず、ボランティアが使っているお風呂で神様をもてなしました。そして、座敷にご案内すると…
「すべて三井でことし収穫されたものばかり。ゆっくりと召し上がっていただきたいと思います」
地物を使った料理や甘酒などでもてなしました。
三井公民館・小山 栄 館長:
「震災から11か月たって、先輩たちから教えられた神事を無事できた達成感でいっぱい。全国からの支援のおかげかな」
最終更新日:2024年12月5日 18:29