きょう、穴水総合病院の前で炊き出しを行っていたのは、追手風部屋所属の力士や部屋の関係者たちです。
メニューはしょう油ベースのだしにキャベツやネギ、そして、手を使わず、二本足で立つことから相撲界では縁起が良いといわれる鶏肉を加えた部屋特製のちゃんこ鍋。

地震で被災した住民や町に残って頑張る医療従事者たちを元気づけようとおよそ1000食が用意されました。

「元気の出る味です。温かいしね」
「家も少し壊れたから、元気出してもらおうと思って、 お袋に。来てよかったです」

追手風部屋は地元出身の遠藤関の部屋でこれまでも穴水町で合宿を実施するなどゆかりがありました。
遠藤関は春巡業で参加はかないませんでしたが、同じく地元出身で序二段の大翔が炊き出しに加わりました。
実家は半壊で住めない状態だといいますが…

穴水町出身・序二段 大翔：
「みんな元気そうで何より」「うれしいですね頑張ろうと思いました」

ふるさとで交流を図る中、自らも励まされた様子で、被災した地元の人たちも楽しいひと時を過ごしていました。