「ルートについて是非を述べる立場にはない」JR西日本社長が北陸新幹線延伸に見解
北陸新幹線の敦賀以西の未着工区間で、国が詳しい駅の位置やルートの案を示したことについて、JR西日本の社長が21日、見解を示しました。
北陸新幹線の敦賀・新大阪間については、8月7日、国が「小浜ルート」を前提として詳細な駅の位置やルートそれに、建設費などをまとめた3つの案を与党の委員会で示しています。
北陸新幹線の敦賀・新大阪間については、8月7日、国が「小浜ルート」を前提として詳細な駅の位置やルートそれに、建設費などをまとめた3つの案を与党の委員会で示しています。
それによりますと、「小浜ルート」はいずれの案でも当初の想定より工事の期間が長く、建設費が大幅に高まることが判明。石川では「米原ルート」を含めて再検討を求める声も上がっています。
21日に開かれた会見でJR西日本の長谷川一明社長は…
JR西日本・長谷川一明社長:
「私どもとしてはやはり京都を経て新大阪につなぐ、そういうルートが北陸新幹線としては重要なインフラとしてまずは首都圏、北陸、関西圏を 一気通貫でつないでいくルート、大切な国土軸という中でも、(関東と関西を結ぶ)2つのアクセスルートができることは国民経済的にみても重要なことではないかと思う」
「ルートについて是非を述べる立場にはない」としながらも、京都を経由する「小浜ルート」を支持する従来の姿勢を強調。
また、北陸新幹線の京都駅の位置については在来線や既存の新幹線との接続のしやすさから現在の京都駅に近い所が望ましいという考えを示しました。