×

「1日でも早く日本の土を踏めますように」市川修一さんの兄・健一さんら拉致被害者家族が石破総理と面会

2025年2月21日 19:11
「1日でも早く日本の土を踏めますように」市川修一さんの兄・健一さんら拉致被害者家族が石破総理と面会
 市川修一さんの兄・健一さんなど、北朝鮮による拉致被害者の家族が20日、石破総理と面会し、一日も早い解決を訴えました。拉致被害者の親世代は、横田めぐみさんの母・早紀江さん1人になり、家族会の高齢化が深刻となっています。

 石破総理との面会には、鹿児島の拉致被害者市川修一さんの兄・健一さんと増元るみ子さんの弟・照明さんも参加しました。

(石破総理)
「時間もそんなに猶予があるとは思っていない、そのことはよく承知をしている」

 石破総理は、今月7日に行われたアメリカのトランプ大統領との会談についても言及しました。

(石破総理)
「トランプ大統領の全面的な支持は受けているが、これは我が国の問題なので、我が国として解決していけなければならない。他国によって解決されるものではない」

 拉致被害者の家族をめぐっては15日に有本恵子さんの父・明弘さんが96歳で亡くなり、残る親世代は、横田めぐみさんの母・早紀江さん(89)ただ一人となっています。

(横田めぐみさんの母・早紀江さん)
「日朝会談をしてもうらうことが一番大事なことだと思っている。一日でも早く日本の土が踏めますように、子どもたちにその喜びを与えてあげていただけますように、よろしくお願い申し上げます」

 石破総理は「あらゆる手段を持って解決に力を尽くしていく」と強調し、解決に向けて取り組む決意を示しました。
最終更新日:2025年2月21日 19:23