「伝統的酒造り」ユネスコの無形文化遺産に登録決定 鹿児島県酒造組合会長「高い評価大変うれしい」
日本酒や焼酎などをつくる技術「伝統的酒造り」がユネスコの「無形文化遺産」に登録されることが決まりました。
パラグアイで開催されているユネスコ政府間委員会は日本時間の5日未明、日本酒や焼酎などをつくる技術「伝統的酒造り」をユネスコの無形文化遺産に登録することを決めました。
「伝統的酒造り」は、穀物を原料とするこうじを使って発酵させる手作業の技術で、室町時代に原型が確立したあと、日本各地の気候風土に合わせて発展し杜氏や蔵人らによって受け継がれてきました。伝統的酒造りについては日本の提案に対し、11月、事前審査をしていたユネスコの評価機関が「登録することが適当」と勧告していました。
ユネスコの無形文化遺産の登録を受け、県酒造組合の濵田雄一郎会長は「現在まで受け継がれてきた日本の伝統的な酒造り技術が 世界を代表する文化遺産として高い評価を得たことを、大変うれしく思う」と喜びのコメントを発表しました。
また、塩田知事は「焼酎文化の魅力を発信しながら、 本格焼酎の国内外への認知度向上、販路拡大に取り組む」とコメントしています。