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南海トラフ地震 臨時情報 「巨大地震注意」 呼びかけ終了  政府「引き続き地震への備えを」

2024年8月15日 19:41
南海トラフ地震 臨時情報 「巨大地震注意」 呼びかけ終了  政府「引き続き地震への備えを」

 日向灘を震源とする地震の発生に伴い、南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」が発表されてから15日で1週間です。これまでに通常と異なる変化が見られなかったことから政府は、15日午後5時に「巨大地震注意」の呼びかけを終了しました。

(松村祥史防災担当相)
「特別な注意の呼びかけについては先ほど17時をもって終了した」

 8月8日に発生した日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震を受け、気象庁は南海トラフ地震の臨時情報「巨大地震注意」を発表。政府は地震への備えの再確認を呼びかけていました。

 地震の想定震源域では震度1以上の地震が24回観測されていますがおとといからは1回も観測されていません。地震活動は活発な状態が続いていますが、通常と異なる地震活動や地殻変動は観測されていないとして政府は15日午後5時に呼びかけを終了しました。

 街の人は。

「ホッとはしていない。可能性としてはゼロじゃない。地震はいつ起きてもおかしくないという気持ちはあるので」

「ちょっとホッとする。子どもがいたりするのでまだ不安要素はある」

「どの経路で行けば安全なところにいけるのかというので家族で話した。嬉しい反面、いつそういった地震が来るのか、ちょっと気を緩めないで過ごしていきたい」

 今回の地震では大崎町で震度5強、鹿児島市などで震度5弱を観測。志布志市では崖が幅30メートル、高さ50メートルに渡って崩れました。住宅の倒壊や道路が隆起するなど大きな被害が出た大崎町の住民は…。

「心配ですね。いつくるか分からないし」

「非常食とか非常持ち出し袋とか用意している」

 呼びかけは終了したものの、いつくるか分からない地震に対する不安や、事前の備えを意識する声が聞かれました。

 政府は大規模地震の発生の可能性がなくなったわけではないことから日頃からの地震への備えを引き続き、実施してほしいと呼びかけています。