利用者減少や運転手不足で鹿児島市「あいばす」が一部地域で減便へ
交通が不便な地域でも日常生活の交通手段を確保できるようにと15年以上運行を続けている鹿児島市のコミュニティバス「あいばす」が4月から一部の地域で減便することが決まりました。なぜ減便に踏み切ったのか。そして地域への影響は。
高齢者に優しいコミュニティバスとして2008年に運行を始めた「あいばす」。現在、鹿児島市の11の地域で運行していて、公共交通機関ではカバーしきれないルートを担っています。
しかし、4月以降の運行計画が話し合う会議が20日に開かれ、利用者の減少や運転士の不足などを理由に吉野、吉田、松元の3つの地域で朝と夕方の便の一部を減便することが決まりました。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「鹿児島市吉野町の実際に減便となるバスに乗ってみたいと思います。減便となるのは夕方の時間帯ということですが、この平日の時間帯も利用者はまだ一人もいません」
吉野町の高齢者福祉センターを午後2時前に出発する便は、中心地から住宅地などを周ります。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「こちらのバス停には人がいます。 利用者でしょうか」
昨年度、昼の時間帯の利用者数は平均2.5人2月20日は市役所の吉野支所の利用や帰宅を目的に3人が乗車しましたが、1人も乗らない日もあると言います。
(あいばす利用者)
「年配の方が午前中に買い物とかでよく乗る。支所の前で止まるから本当に便利です。めったに夕方は乗らないけど、もし夕方用事がある時はあったほうがいい」
(地元の人)
「高齢者がこの先も健康と趣味と。家に閉じこもっていてもだめだと思う。それを考えるとやっぱりバスがあることでものすごく出かけやすくなる」
鹿児島市は全ての地域の「あいばす」の今後の運行について、さらなる見直しも含めた検討を進めています。
高齢者に優しいコミュニティバスとして2008年に運行を始めた「あいばす」。現在、鹿児島市の11の地域で運行していて、公共交通機関ではカバーしきれないルートを担っています。
しかし、4月以降の運行計画が話し合う会議が20日に開かれ、利用者の減少や運転士の不足などを理由に吉野、吉田、松元の3つの地域で朝と夕方の便の一部を減便することが決まりました。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「鹿児島市吉野町の実際に減便となるバスに乗ってみたいと思います。減便となるのは夕方の時間帯ということですが、この平日の時間帯も利用者はまだ一人もいません」
吉野町の高齢者福祉センターを午後2時前に出発する便は、中心地から住宅地などを周ります。
(磯脇琢磨アナウンサー)
「こちらのバス停には人がいます。 利用者でしょうか」
昨年度、昼の時間帯の利用者数は平均2.5人2月20日は市役所の吉野支所の利用や帰宅を目的に3人が乗車しましたが、1人も乗らない日もあると言います。
(あいばす利用者)
「年配の方が午前中に買い物とかでよく乗る。支所の前で止まるから本当に便利です。めったに夕方は乗らないけど、もし夕方用事がある時はあったほうがいい」
(地元の人)
「高齢者がこの先も健康と趣味と。家に閉じこもっていてもだめだと思う。それを考えるとやっぱりバスがあることでものすごく出かけやすくなる」
鹿児島市は全ての地域の「あいばす」の今後の運行について、さらなる見直しも含めた検討を進めています。
最終更新日:2025年2月20日 19:53