鹿児島市が行ったAIを活用した乗合の送迎サービスの実証実験の結果が報告されました。

　鹿児島市は2023年度から、谷山地域でAIオンデマンド交通「チョイソコかごしま」の実証実験を行っています。

　利用者の予約に対して、AIが効率的な乗り合わせと走行ルートを判断する予約型の送迎サービスです。

　2024年10月から12月の間行った実証実験で、1日あたりの利用者数は昨年度と比べて4割ほど減少したものの、会員の登録者数や期間全体での利用者数は4割ほど増加したということです。

　また2024年度は有料での運行としましたが、費用約930万円に対し、期間中の運賃収入は約7万円でした。

(調査検討会・井上佳朗会長)
「いかに費用を抑えて交通不便者を救済していくか。今後も地域の人たちの利用実態や要望をベースに置かなければいかない」

　市は今後、実証実験の結果を分析したうえで本格的に導入すべきか検討していくとしています。