AI活用「乗り合い送迎サービス」開始へ 市全域を7台の専用車両でカバー
日置市で26日、人工知能、AIを活用した乗り合い送迎サービスが今週末から始まります。通院や買い物。バスの減便や廃止が続く中、新たな移動手段として期待がかかります。
日置市役所で26日お披露目されたのは、今週末から始まる乗り合い送迎サービス「ひお吉号」の車両です。バス路線の減便や廃止が続く中、日置市では市民の移動手段を確保するため、事前予約制の「乗り合いタクシー」を強化。今回導入するAIを活用した予約・配車システムが、利用者からの乗車依頼を受けて最適な乗り合わせと経路を計算してくれます。また日置市を7つのエリアに分け、7台の車両で全域をカバー。ここまでの規模は県内初だということです。運賃は一度の乗車で300円、運転免許証を自主返納した人や障がいのある人は200円です。
(見学者)
「心配なく乗せてもらって用事を済ませられる。病院に行ったりお買い物したり大変期待をしている」
(日置市総務企画部地域づくり課 重水憲朗課長補佐)
「(乗合送迎サービスは)身近な所に乗り降りできる場所を作れるというメリットがある。買い物をして重い荷物を持っても負担なく家に帰れるというのがある程度、実現できる。あのかわいい車に乗ってお出かけしてほしい」
「ひお吉号」の実証運行は来月1日に始まり、停留所の場所や時間については多くの意見を反映していくということです。