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「シェア乗り」実証実験 タクシーの相乗りサービス 運転手不足に伴うタクシー供給減 鹿児島市が20日から実施

2025年1月16日 19:26
「シェア乗り」実証実験 タクシーの相乗りサービス 運転手不足に伴うタクシー供給減 鹿児島市が20日から実施
 県内のタクシー運転手は現在約2400人とコロナ渦前と比較して2割ほど減少し、運転手不足が問題となっています。

 そうした中、鹿児島市で同じ方向に向かう乗客が相乗りをするタクシーの「シェア乗り」の実証実験が始まります。

 県タクシー協会によりますと、県内のタクシー運転手は現在約2400人とコロナ渦前と比較して2割ほど減っています。

 平均年齢は64歳で高齢化による退職が進み、採用が追い付いていない現状だと言います。

 鹿児島市の鶴丸交通は2024年の11月から予約料金を運賃に上乗せする仕組みを導入。予約による運転手の拘束時間を解消し、効率的な配車を実現することが狙いの一つだといいます。

 新型コロナが5類に移行し利用者が増える一方で、運転手不足に伴うタクシーの供給が減っていて、業界は試行錯誤が続いています。

 そうした中、鹿児島市ではある実証実験が始まります。

(記者)
「20日から鹿児島市で実証実験が始まるのがタクシーのシェア乗りです。アプリを用いてマッチングすることができます」

 鹿児島市が始めるのはタクシーの「シェア乗り」の実証実験です。同じ方向に向かう乗客が相乗りをするサービスでタクシーの配車の効率化や利用者の待ち時間を減らすなどの効果が期待されます。

 実証実験は、天文館や鹿児島中央駅などの中心市街地から伊敷団地や玉里団地、吉野地域などへの移動を対象に行われます。

 利用者は専用のアプリやウェブページから乗車地や目的地、希望日時などを予約。同じ方向に向かう利用者とマッチングした場合、相乗りが成立します。料金は相乗りの人数や移動距離に応じたオンライン決済での割り勘になります。

(システム事業者Near Me・真弓聖悟さん)
「タクシーの空いている空間を利用してシェアしていただくことでより効率的に少しでもお得に移動しただくサービスを展開している」

(鹿児島市交通政策課・児玉博史課長)
「ぜひ一人でも多くの市民の方に一度体験していただいてこの手法が鹿児島市に合っているのかというのをしっかり検証していきたい」

 市は実証実験の結果を踏まえて、実際に導入するかを検討するとしています。実証実験の詳細は市のホームページで確認できます。
最終更新日:2025年1月16日 19:34
鹿児島読売テレビのニュース