台湾有事の際の避難 鹿児島は宮古島市の住民を受け入れ
政府は、台湾有事の際に避難が想定される沖縄県・先島諸島の住民の避難先を示しました。鹿児島県は宮古島市の住民を受けいれる計画です。
政府は、台湾有事の際、沖縄県の先島諸島の約12万人を避難させる計画の策定を進めています。熊本市で3日、開かれた九州地方知事会議で、政府の案が初めて示されました。
案では、先島諸島の5つの市町村のうち人口が約5万3000人の宮古島市の住民を鹿児島、福岡、熊本、宮崎の4つの県に避難させる想定です。鹿児島が何人を受け入れるかは今後、政府が検討していくということです。宮古島市の住民を鹿児島空港を利用して県内に避難させる計画で、政府の案を塩田知事も了承しました。
県は、2024年度中に避難先への輸送手段をはじめ、収容施設や食料品の提供などの計画をまとめる予定です。