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「1日だけの主人公に」仙巌園で「曲水の宴」 平安時代から伝わる春の伝統行事

2024年4月8日 19:13
「1日だけの主人公に」仙巌園で「曲水の宴」 平安時代から伝わる春の伝統行事

 平安時代から伝わる春の伝統行事「曲水の宴」が、鹿児島市の仙巌園で行われました。

 鹿児島市の仙巌園で開かれたのは「曲水の宴」です。中国に起源をもつ優雅な歌会で、今年で30回目を迎えます。上流から酒を注いだ盃を流し、自分の前を通り過ぎないうちに和歌を詠みます。
 今年は公募で選ばれた6人を含む8人が参加。お題である「和」にちなんだ和歌を詠みました。

(参宴者・中島めぐみさん)
「1日だけの主人公になった感じで嬉しかった。歴史ある島津家の別邸で、桜も散ってあの雰囲気の中でできたというのが本当に嬉しい」

(参宴者・水島淳さん)
「とても雅ですし、由緒ある仙巌園で行われていることに魅力を感じた。充実していていい機会になりました」

 見物客は、伝統ある宴の優雅な雰囲気に魅了されていました。