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大規模噴火でも犠牲者ゼロ目指し…「桜島火山防災研究所」発足 市町村で初の取り組み

2025年4月1日 10:03
大規模噴火でも犠牲者ゼロ目指し…「桜島火山防災研究所」発足 市町村で初の取り組み
 桜島の大規模噴火に備え犠牲者ゼロを目指すための研究を行う鹿児島市の桜島火山防災研究所が1日、正式に発足しました。火山防災に特化した研究所を設置するのは市町村としては全国で初めてです。

 鹿児島市の危機管理課に発足した「桜島火山防災研究所」。所長に就任したのは、京都大学で40年以上桜島の観測・研究を行ってきた井口正人火山防災専門官です。

研究所では桜島の大規模噴火に備え市街地側の広域的な避難体制を確立するための研究などを行います。まずは火山灰の放出量や風向きなどに基づいた降灰予測システムの構築や、避難指示を大規模噴火の30時間以上前に出すための研究を進めることにしています。

(桜島火山防災研究所 井口正人所長)
「鹿児島市は桜島から僅か10キロぐらいしか離れていない。噴火が始まってから避難したのでは間に合わない。市民にとっては自宅を出て避難所に入って自宅に帰るまでが避難なのでそこまでをトータルで考えるような研究をやっていきたい」

(鹿児島市 下鶴市長)
「大規模噴火時の市民の避難などの研究を積み重ね大規模噴火でも犠牲者ゼロ、火山防災トップシティの取り組みをさらに推進したい」

 6月に研究員2人を迎え6人体制になる予定で、将来的には長期避難や復旧・復興に関する研究も行う方針です。
最終更新日:2025年4月1日 10:03
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