KYT開局30周年コンサート「オケフェス！」が20日、鹿児島市で開かれました。県内の中高生とプロのオーケストラが共演。鹿児島出身の歌手AIさんも出演するなど、会場は力強い音色と歌声で包まれました。

鹿児島市の川商ホールで20日開かれたのはKYT開局30周年コンサート「オケフェス！」です。

　鹿児島市出身の鯵坂 圭司さんが指揮者を務める「エール管弦楽団」が音楽を通して鹿児島を元気にしようと、県内の中高生とコラボレーション。県内5つの中学・高校の生徒、100人で作る吹奏楽団と演奏しました。

（演奏に参加した中学2年生）
「とても緊張していたが周りの先輩の音やプロの方々の音がすごく力強くてとてもいい演奏をすることができた」

（演奏に参加した高校2年生）
「オケフェスを機に友達になった高校生やお世話になったプロの方などがいてつながりがとても深められた」

　クラシックの名曲「白鳥の湖」に合わせて会場の壁一面に映し出されたのはデジタル掛け軸。おはら祭でおなじみのヤング踊り連は、スペイン音楽に合わせおはら節の振りをアレンジした踊りを披露しました。

　さらに。

（KYT30周年アンバサダー　AIさん）
「大丈夫だよねみんな。みんなの声を楽しみにしているので、ここにいるみんなを感動させよう」

　KYT開局30周年アンバサダーを務める鹿児島出身の歌手AIさんがスペシャルゲストとして登場。エール管弦楽団の演奏に合わせ中高生100人と自身の曲「アルデバラン」を歌い上げました。

（参加した生徒の保護者）
「プロの方たちの演奏があると子どもたちも普段よりも力を出し切っている歌声だった」

（吹奏楽をしている中学生）
「高校生やオーケストラの演奏が迫力があって聞いてて自分もこんな風に吹けるようになりたいと思った」

（観客）
「すごく若い力をひしひしと感じて純粋な感じとひたむきな感じに胸を打たれている」

　音楽の力で鹿児島を元気に。会場は美しい音色と感動に包まれていました。