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【高校野球】優勝候補 神村学園が伝統校 鹿児島商業に勝利 監督の最後のメッセージに鹿商ナインは涙

2024年7月12日 18:49
【高校野球】優勝候補 神村学園が伝統校 鹿児島商業に勝利 監督の最後のメッセージに鹿商ナインは涙
 夏の甲子園を目指す高校野球の県大会は、12日から2回戦に入り第一シードの神村学園が登場しました。去年、夏の大会から県内で負けなしの神村に強豪、鹿児島商業が挑みました。

 2回戦の注目カード、優勝候補の筆頭、去年夏の甲子園ベスト4の神村学園に挑むのは攻守にバランスの取れた鹿児島商業です。初回、神村は先発の上川床 が連続フォアボールなどで自らピンチを招きます。この後、ランナー満塁の場面で痛恨のパスボール!鹿児島商業が1点を先制します。

 しかし、神村はこの裏。先頭バッターの増田が左中間を破るヒットで出塁。1アウト2塁の場面でバッターボックスには4番正林。センター前へのタイムリーですぐさま追いつきます。さらに、岩下のヒットでチャンスを広げると鹿児島商業 坂口の押し出しで2点目。神村が逆転に成功します。去年夏の甲子園ベスト4のメンバーが多く残る神村。少しずつ力を出し始めます。

 2回、神村の打線が爆発します。ヒット3連打で4点を追加し鹿児島商業を突き放します。

 初回こそ1点を奪われた神村ですがこの後、先発の上川床は打たせて取るピッチングで付け入る隙を与えません。鹿児島商業は7回に2点を返しますが自力に勝る神村が8対3で勝ち3回戦にコマを進めました。

 夏の甲子園13回の出場を誇る伝統校の鹿児島商業、2回戦で姿を消します。試合後、監督は力を出し切った選手たちを労いました。

(鹿児島商業・塗木哲哉監督)
「最後まであきらめずに9回まで野球をやれたのは大きい。途中であきらめることなく最後まで全員で繋いだのは誇りに思って帰りましょう」

強敵、神村にひるまず挑んだこの経験は人生の大きな糧になるはずです。

その他の試合結果です。
(平和リース球場)
鶴丸3-1隼人工業、れいめい3-0川内、鹿児島工業5-1薩南工業
(鴨池市民球場)
神村学園8-3鹿児島商業、鹿屋工業10-0明桜館、国分中央3-1松陽