<宮城県関連の議員に聞く>岸田首相の後任選ぶ自民党・総裁選挙(9月12日告示・27日投開票)
岸田首相の後任を選ぶ総裁選挙について、自民党は9月12日告示・27日投開票とすることを正式に決定した。
次期総裁に11人もの候補の名前が上がる中、宮城県関連の議員はどのように受け止めているのか。取材した。
岸田文雄首相
「自民党が変わることを示す。最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことであります。私はきたる総裁選には出馬いたしません」
8月14日。
次の総裁選に立候補しない意向を表明した岸田首相。
自民党は、20日朝 総裁選の日程について、9月12日告示・27日投開票とする日程を、正式に決定した。
選挙期間は、前回の12日間から15日間に拡大し、情報発信の機会を増やして党の信頼回復に繋げる狙いがあるとみられる。
総裁選には、すでに出馬会見を開いた小林鷹之前経済安保担当大臣を含め、来週にも出馬表明を行う予定の河野太郎デジタル大臣。
このほか、石破茂元幹事長、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境大臣など、11人の名前が挙がっている。
混戦模様の自民党・総裁選。
宮城県関連の国会議員は、どのように受け止めているのかー。
自民党・土井亨衆議院議員
「私は20人の推薦人も撤廃して、本当に将来含めて日本の現状を自分の手で変えていきたいという、そういう思いのある方々がどんどん立候補されて論戦をしていくという総裁選であれば、いいなと思っている。いわゆる自民党所属の国会議員の心構え、そこが変わらないと自民党自体が変わったとはならないので、党所属の国会議員としてこうしっかりやりましょうと、それがイコール党改革につながっていくというのを、しっかり出していただきたい」
比例東北で選出されている自民党の秋葉賢也議員はー。
自民党・秋葉賢也衆議院議員
「派閥も解消されたので、いろんな人が出やすくなったということが最大の要因ではありますが、10人を超える人が意欲を表明していること自体が、自民党が大きく変わろうとしていることの十分な証左になるのではないか。新しい自民党に今度こそ生まれ変わって期待に応えていく。そのための今回の総裁選がスタートライン、第一歩になる のではないかと思う」
一方、立憲民主党で衆議院宮城2区選出の鎌田さゆり議員はー。
立憲民主党・鎌田さゆり衆議院議員
「そもそも岸田首相の不出馬の際に、政治と金の問題に自分が出ないことでけじめをつけた、つけるとおっしゃっていたが、そもそものところから間違ってスタートしている自民党総裁選だと思っています。もし本気で変わろうとするなら、あんな抜け道だらけの政治資金規正法の改正は通さないはず。顔(総裁)が変わってどうなるというところに、私は大きな大きな疑問を持っています」
「自民党が変わることを示す」として、総裁選への不出馬を発表した岸田首相。
公示まであと3週間あまり。
次のかじ取り役は誰になるのかー。
一方、野党の立憲民主党も、9月に代表選を予定している。
周囲に出馬の意向を示している泉代表に、すでに出馬を表明した枝野前代表。野田元首相も中堅・若手議員から出馬を要請されている状態で、9月23日に行われる立憲民主党の代表選は選挙戦となる見込み