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<手口は?>特殊詐欺事件として宮城で”過去最大の被害額”1億2000万円だまし取られる

2024年10月24日 20:00
<手口は?>特殊詐欺事件として宮城で”過去最大の被害額”1億2000万円だまし取られる

特殊詐欺事件として、宮城県内で”過去最大の被害額”だ。

警察官を装った男からの電話で銀行口座を作らされ、70代女性がおよそ1億2000万円をだまし取られる事件が発生した。
特殊詐欺事件の被害に遭ったのは、仙台市太白区の70代の女性。

県警によると、今年7月 女性の元に警察官を装った男から「極秘捜査で逮捕者が出ている。あなたも事件に関係していて、口座が凍結されるため新たな銀行口座を作る必要がある」などと電話があった。

その言葉を信じた女性は、男が指示するネット銀行に新たな口座を作り、およそ1億2000万円を移したが、その後 残高が無くなったことに気づき、警察に相談した。

新たな口座の暗証番号は、男から指示されたとおりに設定していたという。

宮城県警によると、県内の特殊詐欺事件としては記録が残る2004年以来”過去最大の被害金額”だ。

後を絶たない特殊詐欺の被害だが、1億2000万円という”過去最大の被害”が出た。

今回の手口はー。

まず、警察を装う人物から電話が入る。
「極秘捜査で逮捕者が出ている」
「あなたも事件に関係していて、口座が凍結される」
「新しい銀行口座を作る必要がある」
こういった言葉で近づく。

自分の口座が凍結される、つまり使えなくなると思った女性は、この言葉を信じ、男から指示されたネット銀行に、指定された暗証番号で口座を作る。

その後、この新たな口座に7回にわけておよそ1億2000円を移すが、気付くとそのお金が無くなっていた、つまり何者かに引き出されたという詐欺事件だ。

県警は「電話やメールでお金の話があれば詐欺かもしれないと疑って、警察に相談してほしい」と呼びかけている。

最終更新日:2024年10月24日 20:00