<被害総額10億円以上か>「利息付ける」とウソ ”社債”売りつけ現金だまし取った容疑の仙台市の男(49)送検
利息を支払う意思がないのに「利息を付ける」とウソをつき、60代の男性に社債を売りつけ600万円をだまし取った疑いがもたれている男が、26日に送検された。
被害者は80人以上、被害総額は10億円以上にのぼるとみられる。
詐欺の疑いで送検されたのは、仙台市青葉区国分町の無職・清水直明容疑者(49)。
警察によると、清水容疑者は、去年4月 利息を支払う意思がないのに、仙台市の60代男性に対し「利率2パーセントの利息を付けて返す」などとウソをつき、自身が経営していた保険代理店「東日本保険財務企画」の社債を販売。
現金600万円をだまし取った疑いが持たれている。
清水容疑者が経営していた保険代理店は、震災後の保険解約増加やコロナ禍での営業不振などにより業績が悪化し、去年10月に事業を停止。
ほぼ同時期に、清水容疑者は「自分のしたことが詐欺かもしれない」と警察に出頭していた。
認否は明らかにされていないが、被害者は80人以上、被害総額は10億円以上にのぼるとみられる。