「爆発物は拳銃並みの威力」「殺傷能力はある」爆発物の専門家が証言 岸田前首相襲撃 裁判員裁判
岸田前首相の近くに爆発物を投げ込み、殺人未遂などの罪に問われている男の裁判で、検察側の証人として爆発物の専門家が出廷し、「拳銃並みの威力があった」と証言しました。
無職の木村隆二被告(25)は、2023年、和歌山市の漁港で、選挙の応援に訪れていた岸田前首相の近くに自作の爆発物を投げ込み、2人にケガをさせたとして、殺人未遂など5つの罪に問われています。
4日の初公判で、木村被告は殺意を否認していて、爆発物の殺傷能力があったかどうか争点の1つとなっています。
5日の裁判には、検察側の証人として爆発物の専門家が出廷し、実験の結果、爆発物は拳銃並みの威力があり、「殺傷能力はある」と証言しました。
これに対し、弁護側は、実験と実際の事件現場の環境が異なっている点などについて指摘しました。