フジ親会社が決算発表 最終利益は7割以上減少か フジテレビ単体で赤字見込み
フジテレビの親会社が発表した決算によりますと、今年度の最終利益は7割以上減少する見通しで、フジテレビ単体では赤字となる見込みです。
フジ・メディア・ホールディングスは今年度のグループ全体の決算について、前の年度に比べ最終利益が74%減の98億円になる見通しだと発表しました。
フジテレビは一連の問題を受けて企業がCMを差し止める動きが止まらず、広告収入が大きく落ち込み、フジテレビ単体としては赤字に転落する見通しです。
フジ・メディア・ホールディングスは、フジテレビを中心とする「メディア・コンテンツ事業」が売上高の7割以上を占めていて、グループ全体の業績に大きな影響を及ぼす見込みです。
一方、経営刷新を議論している社外取締役らはフジ・メディア・ホールディングスに対して、「新生フジテレビ改革プラン」の早急な策定を要請しました。また、現状の「リスク管理体制」や「社内の情報共有体制」など5つの項目について点検するよう要望を提出したということです。