フジテレビがスポンサー離れで赤字に転落する見通しの中、清水社長は5日朝、「第三者委員会の調査結果をふまえて改善策を出すことが最も重要」だと強調しました。

フジテレビ　清水賢治社長
「今は第三者委員会の調査中です。これにいま誠実に答えていくこと、これが一番大事」

フジテレビの親会社は5日午後、決算を発表する予定です。主要事業を担うフジテレビの一連の問題の影響で、今年度の最終利益は予想よりおよそ7割の減少となり、また、フジテレビ単体は赤字となる見込みです。

フジ・メディア・HD　齋藤清人社外取締役
「スポンサーの方々への『フジテレビは変わったんだ』と、『これまでと違うんだ』という材料をお示しするためには、改革プランを構築して立ち上げて対応していくということが、やはり早期の段階で必要なのではないか」

一方、経営刷新を議論している社外取締役らはフジ・メディア・ホールディングスに対して「新生フジテレビ改革プラン」の早急な策定を要請。また、現状の「リスク管理体制」や「社内の情報共有体制」など5つの項目について点検するよう要望を提出したということです。