道路陥没 トラック運転手は運転席の外に流された可能性も 埼玉・八潮市
先月28日、埼玉県八潮市で道路が陥没しトラックが落下して男性運転手が取り残されている事故で、現場の下流部分の下水道管の中にトラックの運転席部分とみられるものが見つかったことが分かりました。
午後6時から行われた11回目となる県の対策会議で、大野元裕知事が明らかにしたもので、運転席とみられるものは陥没現場から下水管を100~200メートルほど下流に下った場所で発見され、色は白く、金属製のもので変形していたということです。
なお、巻き込まれた運転手は確認できなかったということです。県は運転手が運転席の外に流された可能性もあるとの見方を示しています。
埼玉県 大野元裕知事
「これまでキャビンもしくは巻き込まれた方の手がかりは、ほぼこの一週間なかった。そういった意味で一歩前進したと思っている。ある意味我々にとっては、きわめて厳しい状況にはあるが、奇跡が起きるような、そういったことを願っている」
県は引き続き、ドローンを使って運転手の所在を確かめるとともに、自衛隊などとも協議しながら今後、救助活動について進めていく方針です。