「鯨の大和煮缶詰」×「オランダせんべい」のコラボ 大和煮風味せんべいの発表会 生姜がきいたパリッと食感(宮城・石巻市)
ロングセラーの缶詰「鯨の大和煮」と山形県の銘菓「オランダせんべい」がコラボした商品が開発され、宮城・石巻市で発表会が4日開かれた。
4日発表された鯨の大和煮風味のせんべい。
クジラの缶詰を製造する際に出る端材を粉末にして味付けし、大和煮風味に仕上げている。
石巻市は、捕鯨文化を継承しクジラの有効活用をしようと、石巻専修大学に依頼し商品開発に取り組んでいる。
今回は、クジラの缶詰を製造・販売する石巻市の水産加工メーカー「木の屋石巻水産」と山形県酒田市の「酒田米菓」などが協力した。
鯨の大和煮風味のせんべいは、山形県庄内産のうるち米をうすく焼き上げ生姜の味がきいたパリッと食感が特徴。
木の屋石巻水産・木村優哉代表取締役
「鯨の大和煮の缶詰を知っている方もその感じをつかめますし、初めて食べる方も全然くせがなく食べられると思います」
石巻専修大学理工学部鈴木英勝教授
「(クジラは)実際かなりのものが廃棄されている現状を知りまして、捨てられているものを上手く利用できないかということで、まずはせんべいというものを作りました」
鯨の大和煮風味のせんべいは、6月7日から「いしのまき元気いちば」などで販売されるという。