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初動体制の手順を確認 東北地方整備局で大規模地震想定訓練「復旧・復興の早期な対応につなげる」宮城

2024年10月3日 7:30
初動体制の手順を確認 東北地方整備局で大規模地震想定訓練「復旧・復興の早期な対応につなげる」宮城

災害対策室訓練は、東北地方整備局が関係機関と毎年行っているもの。

今年の訓練の想定は、午前9時半に岩手県沖で最大震度6強の地震が発生し岩手県沿岸に10メートルを超える津波が押し寄せたというもので、災害対策室では約150人の職員が身の安全を確保し対応に当たった。

訓練では防災ヘリコプターの上空からの映像を大型モニターに映し出したり、走行中の車から撮影した映像を配信できる「Car-SAT」やドローンなどで被害状況を把握し初動体制の手順を確認した。

東北地方整備局 齋藤茂則 総括防災調整官
「初動の対応が今回の訓練の一つのテーマ。そこを着実に迅速に行うことでそれに続く復旧・復興の早期な対応につなげていければ」

今年8月に南海トラフ巨大地震の臨時情報が初めて発表されたことを受け、東北地方整備局では「日本海溝・千島海溝周辺などの巨大地震に対する重要性が再認識されていて訓練での成果を踏まえ巨大地震に備えていきたい」としている。

最終更新日:2024年10月3日 7:30