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給食牛乳 体調不良少なくとも750人以上「腹痛と吐き気で学校は休みました」県と市が原因究明急ぐ

2024年4月30日 19:30
給食牛乳 体調不良少なくとも750人以上「腹痛と吐き気で学校は休みました」県と市が原因究明急ぐ

仙台市の保健所が調査対象としているのは東北森永乳業・仙台工場で製造された牛乳。
先週木曜、県内の一部小中学校の給食で牛乳を飲んだ児童生徒や教職員のうち、ミヤギテレビの調べではこれまでに9つの市と町で、少なくとも750人以上が腹痛などの体調不良を訴えている。

生徒は水筒を持参

各自治体は原因が分かるまで牛乳の提供を取りやめ、仙台市内の中学校では各生徒が水筒などを持参していた。

生徒(3年生)「25日の給食で牛乳を飲んでみていつもより味が甘く感じて、その夜から腹痛と吐き気がして次の日の学校は休みました」
生徒(3年生)「私自身は違和感を感じなかったがニュースや周りから聞いてビックリしたし不安になった」

仙台市保健所は工場への立入り検査を実施して、出荷されたものと同じ牛乳の品質確認などを行ったが、これまでに異常はみつかっていない。
県と仙台市は訴えのあった児童や生徒に対して、症状や発症時間などの聞き取りを進め、原因究明を急ぐとしている。

また、森永乳業も製造工程や配送時の温度管理などを調べた結果として健康被害につながる問題は見つかっていないとしているが、今後、保健所の調査結果などを踏まえて対応を判断する方針。