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【物価高】年末年始の食材価格「市場やスーパーで聞く」お得な買い方のポイントは?

2023年12月19日 21:00
【物価高】年末年始の食材価格「市場やスーパーで聞く」お得な買い方のポイントは?

民間の信用調査会社が公表した「食品の値上げ品目数」によると、値上げ品目数は過去30年で見ても「最多」となる「3万2395品目」。値上げラッシュが相次いだ去年よりも「6000品目」以上増加した。
そんな記録的値上げラッシュとなった今年の1年間。年末年始を自宅や実家で過ごす際に気になるのが食材価格。市場やスーパーに聞く、価格の見通しとお得な買い物のポイントは?

【仙台朝市で聞く 今お得な食材は?】

<記者リポート>
「仙台の台所とも呼ばれる仙台朝市。新鮮な海の幸や野菜などを求めて、朝から多くのお客さんでにぎわっています」

19日、青葉区の仙台朝市。県内はもちろん、アジア圏を中心に、海外からの観光客も訪れるなどにぎわいを見せた。一方、日々の買い物で気になるのは物価高の影響。

<買い物客>
「(物価高の影響は)やっぱり感じますよね。結局はいろんなものが値上がりしちゃって」
「(チラシを見て)安くなっている日にやっぱり買っている」
<買い物客>
「今日作るものでちょっと足りないものを買うようになった。必要なものを選ぶ感じ」

今年も残すところあとわずか。正月を前に、〝いま〟お得に購入できる食品を聞いた。

【おすすめはカニ! 日本への供給量↑】

<仙台朝市の鮮魚店>
「いま大量に市場で仕入れているから、25日ごろには(さらに)いっぱい展示する」

こちらの鮮魚店でおすすめするのが、まもなく入荷のピークを迎える「カニ」。去年は、1キロ1万円ほどだったが、今年は約2割安。ロシア産のタラバガニなどは、アメリカの輸入規制で日本への供給量が増えたことから値段が下がっているという。

【仙台市内のスーパーで聞く 今お得な食材は?】

一方こちらは、若林区の食品スーパー。正月を前に、すでに鏡餅などの販売コーナーができていた。やはりこちらでもお得なのは「カニ」。19日時点の価格は、去年と比べて1000円ほど安く、今後も3割から4割ほど安く販売できる見込み。

<生鮮館むらぬし・村主芳治店長>
「去年と比べて半額になるような商品を市場で探しているので、大量に売るために(カニの)冷凍食品コーナーを増設して、今年はカニまつりをやっていきたいと思います」

【年末年始に向けて・・・「早めの準備」と「冷凍保存」】

さらにお得に年末年始を過ごすためには〝早めの買い物〟と〝冷凍保存〟がおすすめだそう。

<生鮮館むらぬし・村主芳治店長>
「ナメタは今のところ量が安定していて、去年と比べて安い。(早めに)買っておいて、煮つけて、それを冷凍しておくというのも1つの手みたいです。年末忙しいでしょうから、今のうちに、安いうちに」

宮城の年越しに欠かせないナメタガレイ。現在は1枚3000円ほどで、年末にかけて価格が上がっていく。クリスマスなどにむけた特売日に、冷凍食品などのほか肉なども買いだめて冷凍保存しておくのも年末をお得に過ごすポイントだそう。

<買い物客>
「ナメタガレイは、早くに買って 冷凍しておく。煮てから」
「安い時に買って、煮て、冷凍してお正月に食べる」

Q.味は変わらないですか?
「変わらないです」

物価高と向き合い節約と工夫の日々が続いたこの一年。
民間の信用調査会社では、来年の食品の値上げ品目は、今年の3分の1ほどの「最大で1万品目前後」で、「およそ2年にわたる食品の値上げラッシュは〝当面収束する〟」と予想している。

<記者リポート>
「様々な〝モノ〟の値段が上がった今年。来年も引き続き、私たちの工夫や節約が必要になりそうです」