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【敬老乗車証】自己負担割合の引き上げの「撤回」求める 仙台市「現行10%→25%」に引き上げ方針

2023年11月28日 20:20
【敬老乗車証】自己負担割合の引き上げの「撤回」求める 仙台市「現行10%→25%」に引き上げ方針

仙台市が「敬老乗車証」の自己負担割合を、現行の10%から25%に引き上げる方針について、福祉関係の団体が撤回を求める要請書を提出した。

負担額の引き上げ撤回を要請したのは、宮城県社会保障推進協議会や婦人会など。

仙台市の敬老乗車証は、70歳以上の市民を対象に、市営バスや地下鉄を現在10%の自己負担で利用できる制度だ。

仙台市は、高齢化が進み市の支出が増えていることから負担額を25%に引き上げる方針だ。

出席した団体は、生活が苦しい中での負担額の引き上げは厳しいなどとして、仙台市へ見直しを求めた。

宮城県社会保障推進協議会・岩倉政城会長「バスで街に出てくるチャンスを奪われる。つまり家の中に閉じこめられる」

28日の仙台市長定例会見で、郡市長は次のように述べた。

郡和子仙台市長「高齢化率が高くなることによって、出ていく経費の増加も含めて、 理解いただけるよう説明を 尽くしてまいりたい」

仙台市では、現在 市民から敬老乗車証の負担引き上げについて、パブリックコメントを募集中で、早ければ来年10月から自己負担率を引き上げたいとしている。