【「自動運転バス」導入めざす】「仙台城跡」がある青葉山エリアで「自動運転」の走行データ集める事前調査スタート(仙台市)
仙台市は、「仙台城跡」がある青葉山エリアでの将来的な「自動運転バス」導入に向けて、必要な走行データなどを集める事前調査を始めた。
事前調査は、「仙台国際センター」から「仙台城跡」までの2キロあまりの区間を使って、11日から始まった。
石橋幸典記者リポート「こちらのバスには、28個のカメラやレーダーなどが付いていて、人や障害物を360度把握し、安全に自動運転ができるということです」
仙台市では、「仙台城跡」がある青葉山エリアへの回遊性確保が課題となる中、電力だけで走行するEVバスの自動運転の実証実験を来年度中にも始めたい考えで、今回の事前調査では運転手が手動で運転し、運行ルートの障害物や道路の勾配や形状などのデータを集める。
走行するのは、石垣修復工事のため通行止めとなっている市道「仙台城跡線」。
バスには、150メートル先の歩行者を検知できるレーダーや、信号の色を識別するカメラなどが搭載され、車内のモニターにはその情報が映し出される。
仙台市・まちづくり政策局プロジェクト推進課 髙野奈穂課長「皆さんにも自動運転を身近に感じていただくのが非常に大事だと思っていて、安全性を第一にした上で、このエリアを楽しく周遊いただけるようになればいいなと思います」
試乗した人「車とか人とか全てリアルに検知しながら走行していたので、安全性も高いのかなと思いました」
事前調査は、2月17日と18日にも実施され、市民には無料で乗車してもらい、バスの自動運転に対する意識やニーズなども聞き取り、仙台市では来年度からの実証実験に役立てたい考えだ。