アルミ製のマスト折れ人形が落下…遊園地乗りもの客席に ケガ人なし 他の遊具も全体一斉点検へ<仙台>
仙台市の遊園地・八木山ベニーランドによると、今月12日、海賊船型の遊具「パイラット」を運転中に客席中央部の装飾品を支えるアルミ製のマストが折れ、人形など合わせて高さ2.7mほどの装飾品が客席に落下した。当時、この遊具には幼稚園児とその母親の2人が乗っていて、装飾品は親子の近くに落下したがケガはなかったという。
「パイラット」は、左右に最大75度揺れるドイツ製の大型遊具で、1982年から運転しているもの。園では月1回、目視による装飾品の点検を行っていたが、今回は筒状のパイプ内部が破損していて外側から発見することができなかったという。
今回のトラブルを受けて、園では「パイラット」の運転を当面休止しているほか、他の遊具の一部でもすでに装飾品をとりはずし、来週には全遊具の一斉点検を行う予定。
<八木山ベニーランド 八木充幸 園長>
「本来、落下はあってはならないことでそれを未然に防げなかった。大変責任を感じています」
八木山ベニーランドは仙台市に報告を行うとともに、遊具メーカーと落下した原因の調査や再発防止策の徹底を行っていくとしている。