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【最後の卒業生として恥じないよう看護師として働く】今年度で閉校「宮城県高等看護学校」最後の卒業式 55年の歴史に幕

2024年3月6日 16:10
【最後の卒業生として恥じないよう看護師として働く】今年度で閉校「宮城県高等看護学校」最後の卒業式 55年の歴史に幕

今年度で閉校が決まっている宮城県高等看護学校で、最後の卒業式が行われた。

宮城・名取市にある県高等看護学校は、准看護師から看護師になるための2年間の進学課程として1969年に開校したが、大学の看護学部への入学や少子化などにより学生数が減少し、今年度で閉校することになった。

6日は、最後の卒業生となった34人に卒業証書が手渡された。

只野里子校長が「患者さんに寄り添い、信頼される看護者として活躍してください」とはなむけの言葉を贈ると、卒業生の代表が決意を述べた。

卒業生代表・青沼美里さん
「患者さんや地域で暮らす人々へ自分に何が出来るのか、常に問い続ける看護師を目指して、看護の道を進んでいきます」

卒業生は、4月から宮城県内の病院などで看護師としての一歩を踏み出す。

卒業生
「最後の卒業生として恥じないように、看護師としてこれから働いていきたい」
「グローバルに活躍できる看護師になりたい」

開校以来2000人を超える看護師を送り出してきた宮城県高等看護学校は、55年の歴史に幕を下ろした。