【寒風にさらし旨味凝縮】特産「へそ大根」作りが最盛期(宮城・丸森町筆甫地区)
宮城・丸森町筆甫地区で、特産の「へそ大根」作りが最盛期を迎えている。
「へそ大根」は、大根に刺した串の穴が「へそ」のように見えることから名付けられた。
丸森町の筆甫地区では、地元に伝わる保存食として古くから作られている。
作業場では、輪切りにした大根を釜で茹でた後、一つ一つ丁寧に串に刺し棚に吊るす。
1か月ほど寒風にさらすと、うま味が凝縮される。
今シーズンは、猛暑の影響で収穫した大根が細く短いというが、味の良さは変わらないという。
へそ大根生産者・佐藤勝利さん(80)「甘さ、うま味を楽しんでもらいたいと思います」
「へそ大根」作りは、1月中旬まで続き、宮城県内のスーパーで販売されるという。